あそびのぺんぎん

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【京大受験生必見!】京大理系受験おすすめの教材

はじめに

京大理系を受験しようと思っているけど、どの参考書を使えば成績が伸びるのかどの問題集を使えば実力がつくのか、あまりしっくりくる教材に出会えていない方。そんな方のために、自分が当時使っていて学力が身についたなぁと感じたおすすめの教材を紹介したいと思います。あくまで個人的な意見ですが、自分の実力が確実に身についているなぁと実感するほどいい参考書に出会えました。次の参考書を探している方は是非試して見てください!

英語

まずは、センター試験においても二次試験においてももっとも重要とされる英語。といっても「差がつく」というよりかは「出来て当たり前」と言われることが多く、故に英語が苦手なのは、京大を受験する上で致命傷です。そのためにも確実に実力をつけ、試験に挑みましょう。

①京大英語25ヶ年 (長文) 

長文に関してはありきたりですが、やはり京大入試の英語は特殊であり過去問を解くのが最も身につきます。しかしただむやみに解くのではなく、出来るだけ文法を気にせず内容を理解するようにしましょう。というのも本番では読んで理解するスピードが求められるため、文を分解して文法を見ていっても時間が足りなくなります。私が解いていて感じたことは、二次試験における長文の問題を解いている際に最も時間を費やすのは和訳の日本語を考えている時間であるということでした。読んで内容を理解する時間をいかに短くし、和訳に時間を使えるかがキーとなってきます。

京大の英語25カ年[第9版] (難関校過去問シリーズ)

京大の英語25カ年[第9版] (難関校過去問シリーズ)

 

②例文集(英作文)

題名は例文集としましたがこれは具体的な参考書ではなく、どの例文集でも良いです。ここで何が言いたいのかというと、例文に普段から触れていただきたいのです。例文を覚えることで、その文に含まれる単語の使い方などを同時に習得することができるのです。そして何より例文ごと覚えておくと英作文を書くときに文の主語や動詞を入れ替えるだけでそのまま使えたりすることがあるのです。私も学校で無理やり例文集を覚えさせられたりしましたが、英作文の成績がグンと伸びました。すぐに例文集を手にできない人や信用できない方はとりあえず持っている単語帳の例文でも代用できます!

改訂 英作文の栞

改訂 英作文の栞

 

数学

数学は差の出やすい科目なので、大の苦手だという方は多いんじゃないでしょうか。私も数学がとてつもなく苦手でした。しかし、最終的には合格点を取れる自信を持てるレベルまで到達しました。数学はそういう意味ではやればやるほど結果が出やすい科目でもあるのです。

 

① 理系数学の良問プラチカIA・IIB

この参考書は最も私の成績を上げてくれた参考書と言えます。私が本格的に数学の受験を始めたきっかけになった教材で、短期間で3周ほどしました。その名の通り良問が掲載されており質が高いので問題数が少なくて済むのがメリットです。この問題集を完璧にすることで京大の入試を説く上で必要な基礎力をつけることができます。しかし、少しでも数学に苦手意識のある方は最低3周、基本的には全問正解できるまで周回するようにしましょう。確実に実力がつきます。

理系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B (河合塾シリーズ 入試精選問題集 5)

理系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B (河合塾シリーズ 入試精選問題集 5)

 

1対1対応の演習 微積分編・曲線複素数

①で紹介したプラチカにも数III編があるのですが、個人的にはあまりおすすめはしません。より確実に理解を深めるのであればこの参考書を解いて見てください。ただの解説だけではなく、どうしてその発想に至ったのかなども記載されており、発想を必要とする京大理系数学の問題に対抗できるようになります。はじめは時間をかけながらゆっくりと理解して行きましょう。

1対1対応の演習/数学3 微積分編 (大学への数学 1対1シリーズ)

1対1対応の演習/数学3 微積分編 (大学への数学 1対1シリーズ)

 
1対1対応の演習/数学3 曲線・複素数編 (大学への数学 1対1シリーズ)

1対1対応の演習/数学3 曲線・複素数編 (大学への数学 1対1シリーズ)

 

 

①、②の参考書が終われば京大旧帝大レベルの過去問をどんどん解いて、実践力をつけて行きましょう。時間をかけてとくというくせをつけておくことが重要となってきます。

 

物理

私にとって全教科の中で最も勉強しやすかったのは物理でした。というのも本質を理解して現象を分析できればほぼ答えがすぐに出る問題ばかりだったからです。

 

私は物理の勉強を始めるのが遅かったため、授業ではなくある程度独学で勉強して追いつく必要がありました。これらの参考書で物理を苦手科目から得点源にすることができ、本番でもミスをした科目を補えるくらいになりました。

 

秘伝の物理講義[力学・波動]・[電磁気・熱・原子]

私がこの参考書を選んだ決め手はズバリ、「分かり易さ」です。ただ公式を紹介しそれをどこで使うのかが書かれている他の教材とは違い、公式の意味やその導出を丁寧に説明されており、一見関連していないものだと思っていた式同士が密接に関係していたりして、物理を勉強していてとにかく楽しかったです。それと同時に様々な問題を解けるようになっていて、京大レベルの入試も普通に解けるようになっていました。そして何よりこの参考書にはQRコードがついており、携帯で読み取るとその場で映像授業を見ることができるのです。まさに独学に打ってつけでした。ちなみにこの2冊に対応する問題集もありますが、そちらは必須ではないと思います。

秘伝の物理講義[力学・波動]

秘伝の物理講義[力学・波動]

 
秘伝の物理講義[電磁気・熱・原子]

秘伝の物理講義[電磁気・熱・原子]

 

②名門の森

この参考書は進学校であれば、学校で使っていたという人も少なくないのではないでしょうか。さらにこの一つ下のレベルの『良問の風』も有名ですね。しかし京大を狙うのであれば①を勉強して実力がついてきたなぁと感じた方はいきなり『名門の森』に挑戦して見ましょう!自分はこんなに解けるのかと驚くことでしょう。

名問の森物理 力学・熱・波動1 (河合塾シリーズ)

名問の森物理 力学・熱・波動1 (河合塾シリーズ)

 
名問の森物理 波動2・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

名問の森物理 波動2・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

化学

 京大化学の試験は例年の傾向からみて4題中2題、つまり半分が有機の分野です。そして、理論の分野と違い有機の分野は満点が取りやすくなっているのです。したがって、有機を完璧にすることはそのまま合格点を取ることに直結するのです。そのためにも有機の分野には絶対的な自信を持っておきましょう。

①化学の新演習

この本は私が初めて自分で解き始めた問題集であり、印象深く残っています。といっても全て解いたのではなく、有機化学の分野だけをひたすら何周もしました。そうすることによって有機化学の問題で何が問われるのか何を知っていなければいけないのかを知ることできました。それによって、模試や定期考査では問題を見た瞬間に「こういうことを聞いてきて、最後はこういう話に持っていくだろう」と大まかに推測をすることができ、問題を解いている時の落ち着きと俯瞰している意識を持てました。難関国公立を目指す受験生にとっては必須の問題集と言えるでしょう。しかし、京大を狙うのであれば、この本だけでは足りません。というのもこの問題集は医学部生向けだからです。結局は京大の過去問を解いて実力を確認するようにしましょう。 

理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録

理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録

 

②化学の教科書

「教科書で勉強するのは当たり前」だと思っている人も多いかもしれませんが、「いろいろな問題集に手をつけていて、教科書を見ることがほとんどない」という人も少なくないのではないでしょうか。化学の教科書には正答率の低い知識系の問題に対応できる記述が意外とたくさんあるのです。センター試験の対策も兼ねてもう一度教科書を復習してみましょう。

高等学校理科用 改訂版 化学 [化学313]

高等学校理科用 改訂版 化学 [化学313]

 

最後に

以上、各教科ごとにオススメの参考書やその使い方を紹介しましたが、いかがだったでしょう?「この本は持ってた!」という人も「この参考書は聞いたことがない!」という人も受験勉強をする上で参考になればと思います。しかしながら、結局は自分の直感でいいなぁと思った参考書を選ぶようにしましょう。「好きこそものの上手なれ」というように好感を持つ事ができたものの方が長続きします。せいいっぱい頑張って第一志望に受かりましょう!